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パンフレットの作り方|完成までの3ステップを詳しく解説!

ブランドイメージに合わせ、デザイン性を優先してパンフレットを作る手法もあります。しかし、デザイン制を重視する場合、既に自社製品や提供サービスの魅力を理解しているユーザーでなければ、好印象を与えることは困難です。

新規顧客を取り込むにはリスクが高く、販促ツールとして最適とは言えません。パンフレットを作る際は、伝えたい部分がきちんとユーザーに伝わる内容にすることが重要です。

今回は、パンフレットの作り方や、原稿を作る際のポイントについて詳しく紹介します。自社製品や提供サービスを周知するためにパンフレットの作成を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

1.パンフレットを作る際の3ステップ

ポスターとは異なり、じっくりと自社製品やブランドの魅力について知ってもらうことのできるパンフレットは、優秀な広告のひとつです。 パンフレットは車・電車内にいるときや、自宅でくつろいでいるときなど、配布した後にも宣伝効果が持続する点が、パンフレット最大の魅力と言えます。

ここでは、パンフレットを作る際のポイントを3つのステップに分けて紹介します。

1-1.ステップ仝狭萄鄒

最初に取り掛かるべき重要なステップは、原稿作成です。企画案や会議で決定したことを下敷きに、ユーザーへ伝えたいことを整理しましょう。

以下の情報は、最低限パンフレットに盛り込むべき内容です。

  • 商品の概要
  • 商品のアピールポイント
  • 詳しい内容や料金

企画で決まった版型(サイズ)に合わせて、パンフレットに盛り込みたい情報を取捨選択します。情報を入れる際は、デザインとのバランスを考慮して、内容は詰め込みすぎないように注意しましょう。

1-2.ステップ▲妊競ぅ

パンフレットの原稿を作成したら、次にデザインを決めます。

パンフレットに使用するカラーは、会社の第一印象を決定する要素となります。そのため、医療関係なら誠実さを表す青色、飲食関係なら明るい赤やオレンジ色など、業種によって基調とするカラーを選ぶことが重要です。

また、使用したい素材は揃っているかどうかについても、事前に確認しておくことが大切です。いざパンフレットを作る際、使用したい素材が実際に手元になければ、一からデザインを練り直すこととなります。

そのため、パンフレットのデザインを決める際は「使用したい素材を用意することができるか」を確認し、レイアウトのラフを作成した上で、デザインの詳細を決めることがポイントです。

使用するカラーや素材などを決めると同時に、パンフレットの折り方についても決めておく必要があります。パンフレットの折り方によって、開き方や読む順番などが変わるためです。

パンフレットの折り方には、以下のようなものがあります。

  • 2つ折
    2つ折
  • 巻3つ折
    巻3つ折
  • Z折
    Z折
  • 外4つ折(W折)
    外4つ折(W折)
  • 観音折
    観音折
  • 巻4つ折
    巻4つ折

パンフレットを作る際は、折り方もデザインに取り込みつつ、原稿で整理した「伝えたい内容」をキャッチコピーやイラスト・写真などと合わせてレイアウトしましょう。
過不足なく情報を掲載することはもちろん、ユーザーの目を引くような紙面となるよう、メリハリをつけることが重要です。

1-3.ステップ0刷

パンフレットの印刷は、一般的には印刷会社に依頼します。部数や紙質で困ったときは、担当者へ相談することが可能です。
デザインの一部として用紙の色や光沢などを拘りたい場合は、事前に紙見本を請求しましょう。

印刷会社によって多少異なりますが、以下のようなサービスを受けられます。

  • 紙原稿のデータ化
  • デザイン代行サービス
  • 簡易校正(高性能レーザープリンターでの試し刷り)
  • 本機校正(オフセット印刷機での試し刷り)

事前に完成イメージを見たい方は、実際の用紙に高性能レーザープリンターもしくは本番用のオフセット印刷機で試し刷りしてもらえるサービスを利用すると良いでしょう。

2.パンフレットの原稿を作る際のポイント

前述したように、パンフレットの原稿を作成する際には、商品の概要やアピールポイントなど、ユーザーが求める商品・サービスの詳細情報を掲載することが大切です。

ここからは、原稿作成で重視すべきポイントを紹介します。配布後もより長く宣伝効果を発揮させるためにも、パンフレットの原稿を作る際は、ぜひ当項目を活用してください。

2-1.商品の概要

商品・サービスの概要は、キャッチコピーを加えて目に入りやすいよう意識しましょう。一目で以下の点が分かるキャッチコピー・補足文を作ることがポイントです。

  • どのような商品・サービスか(例:印刷サービス)
  • 強みは何か(例:スピード配送・即日納期など)
  • 強調したいキーワード(例:創業46年の実績)

上記は、パンフレットでは太字や大文字でレイアウトすることの多い項目です。たとえば、会社案内パンフレットの場合、最も強調したい企業理念や実績が挙げられます。

どのような理念を掲げて実績を上げているのかなど、より詳しい内容を読みたくなるような概要を目立つ位置にレイアウトしましょう。

また、目立つ位置にレイアウトする以外にも、伝えたいことをストレートに表現することもポイントです。 おしゃれで間接的なキャッチコピーは、プロに依頼しない限り伝わりにくいものとなる可能性があります。 そのため、自社でパンフレットを作る場合は、直接的な表記で伝わりやすい言葉を使用するようにしましょう。

2-2.商品の特徴・アピールポイント

キャッチコピーに興味を引かれたユーザーが次に求める情報を想定して、より詳しい商品・サービスの解説を加えます。アピールポイントが何か分かるよう、メリハリをつけることが重要です。

  • キーワードごとに分けて解説する
  • 余裕のあるスペースで見やすさを意識する
  • 内容を補足する画像を挿入する
  • 全体イメージに合った画像を挿入する

商品の特徴やアピールポイントを入れる際は、アピールポイントごとにキーワードでアイキャッチを作り、解説文と関連画像をレイアウトすることがポイントです。 アピ―ルポイントごとにアイキャッチを作ったり、関連画像を挿入したりすることで、画面にメリハリをつけることができます。

商品の特徴などでどうしても文章が多くなってしまう場合は、画像で文章を補足すると良いでしょう。商品・サービスの写真を掲載することにより、短い文章で商品・サービスを紹介することが可能です。

文章だらけのパンフレットは、視覚的にも読みにくいものです。空白を適度に入れ、全体イメージに合った画像を大きめに加えるなどして、一目で商品の特徴・アピールポイントが分かるようにレイアウトすることが重要と言えます。

2-3.商品の料金やスペック表

ユーザーが最も重視することは、商品・サービスの料金と詳しいスペックです。同じ仕様の商品を比較するときはコストパフォーマンスが、同価格帯の商品を比較するときは機能やクオリティが最終決定を後押しします。

そのため、サイズ展開など複数タイプの商品を同時に取り扱っている場合は、比較しやすいよう以下の項目を併記しましょう。

  • 詳しい価格
  • 税込み・税抜きの表記
  • サイズや量
  • スペックやカラー

上記の他にも、税込みと税抜きで価格が大きく変化する高額商品もあるため、消費税を含む・含まないに関する表記も重要です。「店舗によって価格が異なる場合があります」など、注意書きがある場合は忘れずに記載しましょう。

2-4.連絡先やホームページへの導線

魅力的な商品・サービスでも、購入方法や連絡先が分からなければ売上には繋がりません。「ご購入は当社へ」と表記されているにも関わらず、連絡先が掲載されていないパンフレットでは、ユーザーの心が離れてしまいます。

商品を購入してくれるユーザーのすべてが、積極的な意思を持って購入しているわけではありません。中には、お試し感覚で購入を検討する見込みユーザー(潜在顧客)も含まれます。

潜在顧客の場合、自らの手間をかけて購入サイトや連絡方法を探し出してまで購入する方は少ないでしょう。潜在顧客にアプローチするためにも、連絡先やホームページ情報など明確な導線の表記が必要です。

3.パンフレットのデザイン・印刷は専門会社に依頼

パンフレットの印刷は、専門会社への依頼が一般的です。専門会社に依頼することで、紙の種類・厚さ・加工など豊富な選択肢の中から自社の商品イメージに合った一冊を制作できます。

中には、印刷をする前のレイアウトなどデザイン面でパンフレットの制作につまづいている方も多くいるでしょう。パンフレットのデザインでつまづいている場合、制作会社に依頼することが一般的です。しかし、制作会社にパンフレットのデザインを依頼すると、多額のコストがかかってしまいます。

パンフレットのデザインに困っている方で、制作費を安く抑えたい場合は、デザインサービス込みの印刷専門会社を利用することがおすすめです。

近年では、デザインを代行している印刷会社が多く、中にはデザイン費や校正費が印刷代に含まれたプランを用意している会社もあります。技術に加えて、紙やインクについての知識を有しているため、素材を意識したデザインを提供してもらうことができるでしょう。

デザインサービス込みの印刷専門会社にパンフレットの作成を依頼することで、人件費などのコストを抑えることができます。また、プロの技術でユーザーに手に取ってもらいやすいパンフレットを作ることができるため、ぜひ一度印刷専門会社に相談してみてください。

まとめ

宣伝商材で何よりも意識すべきポイントは、情報を受け取る側にとって分かりやすく、求める内容が過不足なく掲載されていることです。淡々と商品説明を掲載したり、デザイン性のみを重視したりしたものは、伝えたいことが伝わりにくいため、宣伝効果が半減します。
そのため、パンフレットを作る際は、画面構成だけでなく、原稿作成での重要なポイントについてもしっかりと把握しておくことが重要です。

最近では、印刷だけでなく、デザインを行ってくれる印刷専門会社もあります。パンフレットのデザインやレイアウトの段階で悩んでいる方は、まずはデザイン代行サービスのある印刷専門会社に相談してみてはいかがでしょうか。

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