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棒ゲラ
棒ゲラとは、文字組みや字詰め、行間について一定に設定した上で、ページアップを考えずにゲラ出しを行うことを指します。棒ゲラの「ゲラ」とは、試し刷りの事を指し、これは活版印刷時代に、活字を入れる浅い盆のことを「ギャラリー」と呼んでおり、時代の変化とともにそれが訛っていったことが由来となっています。他に、棒組みと呼ばれることもあります。活字の大きさや行数、写真・図の配置などの指定が間に合わない場合や、校正時で大量の直しが予想される場合で、写真が多い本や雑誌を作る際によく使われる言葉です。活文字部分を行の長さと行間だけ調整しただけの棒組み状のゲラにして、写真や図版と一緒にレイアウトする前に文字の校正を行います。文字校正を行う際、印刷部分の組版だけをゲラに取り置いておき、個別に校正機で印刷します。文字組みだけの棒ゲラ、囲み記事でレイアウトされた小ゲラ、貢全体のレイアウトの大ゲラなどの種類があり、現在ではDTPなどでレイアウトしながら文字組みをするため、ゲラと呼べば大ゲラのことを指すようになりました。中でも棒ゲラは初校あるいは再校ののちに組みつけを行うため、ページ組みよりは工数がかかりますが、組み換えの無駄を省き、まとめやすくなるというメリットがあります。
▼関連用語
再校 印刷
初校 印刷
刷り出し