用語集

改丁

改丁とは、見出しとなる部分や章が変わる際に丁を改めてページを始めることです。「丁」とは本を構成する紙葉を数える単位を指しており、裏表の2ページを1セットとして、1丁と表します。本のページ数は表紙を除いた紙葉から開始するため、最初の紙葉の表面は必ず1ページになります。改丁は、その指定以降の組版部分の丁を改める、つまり、次の丁の初めの部分から、新たなページを始めるということを意味します。改丁すると必ず次のページは奇数ページになることが特徴です。改丁をする場合、ウィドウに注意が必要です。ウィドウとは、段落文末の数語がページの先頭に来てしまうことを指します。例えば、段落最終行が「です。」といった1語だけの行になってしまうケースがあります。これでは不自然になってしまうため、文章を直すのが難しい場合はバランスを見て改丁を行うことがあります。また、小説などによくある「あとがき」などで、年月日や著者名のみを最後のページに載せるといったことがありますが、年月日や著者名の前に少なくとも数行は文章が配置されるように、バランスに気を配る必要があります。改丁を行った場合、前のページの末尾には余白ができてしまうため、余白バランスも考慮し調整した上で改丁することが大切です。


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