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角版
角版とは、トリミングする際に写真やイラストを四角く型取り使用することを指します。印刷物等をレイアウトする際に、大きさや色合いのバランスを考えて配置され、写真やイラストの画像データを長方形や正方形の形でそのまま使用するスタンダードな使い方です。角版には写真や画像に一定のスペースをあたえ、画面の中から独立させる効果があります。さらに写真などを四角の枠に収めて使用するため存在感があり、情報をしっかりと伝えられる安定感のある印象になりますが、一方で動きがなくなるため、紙面に動きを出したいときは配置に工夫が必要になります。角版は、写真や画像データをそのまま使う場合や、堅いイメージある演出をしたいときなどにも使用されます。四角形は安定感があり、周囲にレイアウトされているものが賑やかであっても、その中にある被写体を見るのに抵抗を感じることはそれほどありません。さらに被写体だけでなく、その被写体が置かれている環境も同時に見せることができるため、周囲の空気も一緒に感じさせることができます。写真やイラストの形状には角版の他、丸版・切り抜きなどがあります。角版ばかり使用するとレイアウトのイメージが全体的に堅くなりすぎてしまうこともあるため、それを避けるために丸版や切り抜きなど使い分けることで全体の印象をソフトにすることができます。
▼関連用語
丸版