用語集

刷り出し

刷り出しとは、本番の印刷(本刷り)をする前に色合わせなどの調整をするために行う、準備印刷のことです。大量部数を印刷する場合、すべての部数を刷るのではなく、数十枚から数百枚ほど印刷して見当や色の調整などを行います。基本的には最終の校正と仕上げ見本となる校了紙や色校正などと比較して進めていきます。特に通販媒体をはじめとする商品広告などは、印刷の色の調子だけで売れ行きが左右されることもあるため、刷り出しによるチェックは非常に重要な作業といえます。インキは印刷機にセットした後すぐに安定して紙に印刷・転写されるという訳ではないため、インキの安定性を上げるために刷り出しを行います。輪転機で大量印刷をしてから問題が見つかった場合、修正するには多大なコストがかかってしまうため、そのようなリスクを防ぐためにも刷り出しの時点でチェックをすることは重要な意味を持ちます。発注者が刷り出しに立ち会い、直接チェックするケースもあり、この場合は発注者も納得した状態で印刷することができ、未然にトラブルを防ぐことが可能です。刷り出しを行い、印刷の品質がある程度の水準以上になって初めて印刷物の印刷を始めることが可能になります。

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