用語集

追い刷り

追い刷りとは、既に印刷機で印刷された用紙の印刷面の、更に上から印刷することを指します。追い刷りの方法は大きく分けて2種類あり、1色目を印刷してから続けて2色目、3色目を印刷する方法(単色印刷機で単色印刷をする時と同じ方法)と、既に印刷が終わっている印刷用紙に、後から追加として印刷を行う方法があります。後者の追い刷りは、追加項目が必要になる企業のパンフレットやリーフレット、商品ラベルなどでよく使われています。また、追い刷りで出来上がった印刷物そのものを追い刷り(または増し刷り)と呼ぶこともあります。追い刷りは色を2色、3色と重ねて丁寧に印刷することで、仕上がりが綺麗になるというメリットがあります。また、追加項目を後から印刷する追い刷りは、あらかじめ追い刷りをすることを見込んで一度に大量印刷をすることでコストカットすることができます。ただし、後から印刷することにより、追加で印刷しようとした箇所と実際印刷された箇所に若干のズレが生じてしまうという点に注意が必要です。また、トナー式のデジタル印刷機で印刷したものに追い刷りをすると、再度加熱されることにより、最初の印刷面がはがれてしまうため、追い刷りは不可となっています。

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