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スクリーン角度
スクリーン角度とは、印刷作業の中で、版を作成する際に版の網点につける角度のことを指します。白黒のみの印刷であれば、全てのドットを45度の角度で置くことができます。ところがカラー印刷となると、ドットの配置が規則的になるため、仕上がりが乱れて見えてしまうことがあります。この乱れを防ぐために、一般的にはそれぞれの色ごとに角度をつけてドットを配置するようになります。多版印刷では、各色版が重なることで、モアレと呼ばれる干渉縞や、ロゼッタと呼ばれる亀甲模様ができてしまうことがあるため、これを防ぐために各色版のスクリーン角度は30度ずつずらすのが一般的となっています。4色印刷などの多色印刷の場合は、スクリーン角度をつけることで、モアレやロゼッタを防ぐことができ、印刷物の仕上がりをより美しくすることができます。特に多色印刷ではモアレが起こりやすく、印刷物でそうしたモアレが発生すると非常に見栄えが悪くなってしまうため、スクリーン角度は印刷物の仕上がりのために重要なポイントとなります。とはいえ、スクリーン角度のつけ方によって印刷物の色合いのイメージが変わってしまうこともあるため、作業の際には注意しなければならず、仕上がった印刷物の印象もチェックする必要があります。
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