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印刷 カンプ
カンプとは、comprehensive layoutの略で、広告やカタログなどの印刷物が仕上がった状態のイメージがわかる見本のようなものを指します。写真やイラストの位置、文字の大きさや書体など、印刷物のレイアウトを仕上がりイメージに忠実に再現したもので、デザイナーや印刷業者などが発注者側と最終的な打ち合わせを行う際に使われます。最終カンプは校了紙とも言われています。最近ではコストや時間を削減するためにカンプや校了紙を省き、インターネットの普及により印刷データを直接印刷業者に送ることが増えています。DTP化や、刷版から直接データを取り出すCTPにより製版フィルムが必要とされなくなったこと、インターネットでのデータのやり取りが一般的になったことから、印刷作業の工程でカンプを利用して最終確認をすることは省かれつつあります。ただ、作業の工程を短縮することは確かに作業時間やコストも減らすことができ発注者側にとっても印刷業者側にとっても大きなメリットになりますが、時間とコストを減らしたつもりが、後から間違いが見つかって余計に時間もコストもかかってしまう、という場合もあります。そのため、カンプを取り入れて最終確認する方がより正確に作業を進めることが可能と言えます。