用語集

責任校正

責任校正とは、責了(責任校了)とも呼ばれる印刷前の最終的な作業で、印刷所が著者や編集者から依頼を受けて、責任を持って最終的な校正や修正の作業を行うことです。一般的な作業である校了との違いは、印刷所に校正の責任を委ねられるところです。修正する点がほとんどない場合や、もう確認するところがないと思われる場合に、時間短縮のために責任校正が行われることが多いです。印刷所が責任校正を完了させると、下版と呼ばれる、校正が終了した版を次の印刷の行程に回す段階に入ります。責任校正が終わり下版の段階に入ると、修正することは難しくなります。

印刷所に責任校正を任せることで、作業の時間を短縮することができるメリットがありますが、それ以外にも、納期までの時間があまりない時に責任校正を依頼するケースもあります。ただ、いくら修正の必要がほとんどないとはいえ、もしその最終段階で誤字脱字などの見落としがあった場合、そのまま校了として下版の段階に入ってしまうと、修正することはほぼ不可能になってしまいます。チラシなどは、数字がひとつ違うだけでも依頼者に多大な損害をきたす可能性があるため、印刷所は責任を持ち細心の注意を払って責任校正を行う必要があります。
▼関連用語
内校
下版とは


お問い合せフォーム

マンスリーキャンペーン

ページの先頭へ戻る
運営 : 株式会社ディーピーブレインズ
〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東3丁目1-4タカ福岡ビル3F TEL: 092-481-1666 FAX: 092-409-1125  E-mail: info@dezaprin.com